就職活動を終えた内定者の皆さんに、エアー森社長が聞いてみたかったこと。<2020年1月/エアー六本木オフィスにて>
石田 沙織
就活の当初は周りしか目に入らず「自分」がなかなか見えないと思いますが、自分はどういう人間なのか? どんな仕事が、どんな職場環境が自分に向いているのか? 自分に問うのが大切だと思います。答えが必ずしもはっきりしなくても、とにかく「自問自答」をしてみることで、単に相手(企業)に合わせるだけではない、主体性のある就活になっていくと思います。
文学部/人文学科
希望職種・業務/マーケティング・販促・営業
趣味・特技/箏の演奏、音楽鑑賞
八木 泰美
「企業に気に入られる学生」をめざすのもいいけど、幸いにも今は学生側も企業を選ぶチャンスがあるのだから、もっと自分を素直に発信してもいいのかな、と思います。自分はこういう人で、こんなことを考えていて、こんなことがやりたい。それを正直に伝えて、相手がどう思うのか確認することで、自分に合った会社かどうかを見極められます。
商経学部/商学科
希望職種・業務/営業職
趣味・特技/ライブに行くこと
鈴木 廉清
就職活動を始めた頃、私は「就職先が決まればゴールイン」というイメージを持っていましたが、活動をしていくうちに、大事なのは「入社後」なんだと気づきました。もちろん給料も、福利厚生も大事だけど、たとえば「その会社に入ったらどんな風に成長していけるだろう?」という基準で志望先を考えてみるのも良いと思います。
工学部/知能情報工学科
希望職種・業務/SE職・受託開発
趣味・特技/ゲーム、ピアノ
里村 利菜
私の会社選びの基準の一つは「自分がありのままでいられる会社かどうか」。だから面接では「ウソはつかないこと」を通しました。もう一つは「自分の人生に合った会社かどうか」。結婚してもその会社で働き続けるのか? 子供ができた時はどうしたいのか……等々、自分が人生を過ごす場所として、会社と仕事を考えることも大事だと思います。
社会学部/社会学科
希望職種/営業職
趣味・特技/カフェ巡り、テニス
米澤 雅人
就活の最初の頃って、周囲に合わせているだけで、本当は何をしたいのかよく分からないけど、その時期は流れのなかで色々試せばいいと思います。そうやって悩んで、考えているうちに自然と「自分」が見えてくる。そうしたら、その見えてきた「自分」を嘘いつわりなく、素直に伝えていけばいい。それが納得のいく就職活動につながると思います。
工学部/社会システム土木系学科
希望職種/エンジニア職
趣味・特技/ドライブ、温泉巡り
森 剛
エアーは、最高の人材をいつも求めています。やる気のある人には新しいことに挑戦してもらう機会を提供します。
変化の速いIT業界で、より便利に、より安全に、我々のIT技術によって社会貢献したいと思いませんか。
ぜひ、成長意欲のあるチャレンジ精神旺盛な人達と情熱をもって取り組める事業を共に推進していきたいです。
株式会社エアー 代表取締役社長
工学部/経営工学科 1989年卒
趣味・特技/キャンプ、ゴルフ、料理、読書
森社長
みなさんが就職活動を始めたのはいつ頃からですか?
米澤
ぼくは3年生の夏頃、某企業のインターンシップに応募したのが最初です。でもその頃はまだ「みんなが行くから何となく…」という感じで、本当に真面目に考え出したのは3年の12月~1月頃。そこから会社説明会に参加して業界を絞ったり、自己分析なんかも進めていきました。
石田
だいたい同じですね。私も3年夏からインターンシップに行き出しましたが、なんとなく周りの流れに身を任せている感じで…とくに深い考えもなく、秋から冬くらいまでは大手企業の1日インターンシップばかり行ってました。3月に合同説明会に参加し始めてようやく「何で就職活動をしてるんだろう?」とか考えるようになって、そこから「自分と向き合って考えてみよう」と真剣に思い始めました。
里村
私もちゃんと考え始めたのはその頃。3年の3月からいろんな企業の説明会に行って業界を絞っていきました。でも、たくさんの社会人の方々と話せば話すほど、就職や仕事に対する考え方って人それぞれなのがわかってきて…。自分がどんな仕事をしたいのか、イメージを固めるのはなかなか難しかったですね。
鈴木
ぼくの場合は、ずっと公務員試験の勉強をしていて、それがけっこう難しいなと思って3年の3月に企業志望に変えたんです(笑)。最初の頃は安定志向の公務員志望だった延長で「福利厚生の充実した企業」を基準にしていたんだけど、就活をしていくなかで少しずつ考え方が変わってきました。いちばん大きかったのは「就職したらゴール」ではない、と気づいたことです。それから「その会社に入ったら、自分はどう成長できるのか?」と考えるようになりました。
八木
ああ、私もそうです。うちは就職支援に力を入れる大学で、プレッシャーもきつかったんですけど部活(女子軟式野球部)を理由にずっと逃げていました。本格的に動き出したのは3年の年明けですが、最初は「やらなきゃいけないから」という感覚でした。でもインターンシップ先の社員の方から「就職したら終わりじゃない。そこからがスタートだから」というお話を聞いて、真剣に考えるようになって「自分が成長できる場所」に出会うために、今動かなきゃ! と思うようになりました。
森社長
みなさんの話を聞いていて思い出したんですが、私も大学4年生の最後の試験の時、「もうこれで試験勉強は一生しなくていい!」なんて思いました。でも実際に働き始めてみると、勉強しなければならないことは学生時代よりもずっと多かった(笑)。
森社長
みなさんがAIRに入社を決めた理由を教えてください。
米澤
最大の理由は「やりがいがありそう」だったことです。今だから言うけどIT業界の複数の会社の内定をもらっていまして、その中にはAIRよりも大手の企業もあったんです。でも少数精鋭で仕事をするAIRの方が、きっと色々な仕事を任せてもらえるだろうと考えて、ここに決めました。
八木
実は私も、複数の企業から内定をもらっていました。私の場合、「自分が成長できる企業」に行きたかったので、「いろんな業界に関われる」ことを一つの基準にしていたんです。内定を頂いた企業の中でメールやセキュリティの分野に強いAIRが、関われる業界の幅がいちばん広そうだと思って入社を決めました。
石田
私は、いろんな会社を訪問したり面接を受けたりするなかで、この会社の社員さんがいちばん人間らしく見えたから(笑)。会社によっては、かなり自分を押し殺してるんだろうなあ、と思えるような話し方をされるところもありましたが、AIRは対応してくれた社員の方がそれぞれ自分らしくて、個性を持っていて、社員同士の仲も良さそうでした。その上で業績もしっかりあげているし、生きる場所としていいなと思いました。
里村
ああ、それわかります。就活の最初は緊張して企業のことをあまり見ていなかったけど、少し慣れてくると、それぞれの社員さんの違いが見えてきますよね。いちばん自分が「素」で喋れた、自分を出せたのが、AIRでした。それは対応していただいた社員さんの方も、正直に、「素」で話してくれていたことが大きいと思います。
鈴木
ぼくが決めた理由は2つあって、一つは説明会でのプレゼンを聞いてしっかり戦略をもって進んでいる会社だな、と感じたこと。もう一つは面接で訪問したときに会社の雰囲気に「風通しの良さ」を感じたこと。ここなら自分らしく仕事ができる、と直感的に思いました。
森社長
先ほど「会社によって社員の雰囲気が違う」というお話がありましたが、他にも雰囲気の違いを感じるポイントなどはありますか?
石田
たとえば就活の時に企業から送られてくるメールも、大きな企業だとテンプレートをどん!みたいな感じで来ますけど、エアーの場合は一人ずつ手書きで作ってくれている感じがしました。
鈴木
オフィスの照明なんかでも印象がけっこう変わりますね。部屋が明るかったら、社風もきっと明るそうとか思ってしまう。単純かな(笑)。
八木
私は、ちょっとマニアックかも知れないけど会社のお手洗いです。就活で色々な企業を訪問するうちに、トイレをきれいに掃除している会社と、そうでもない会社でけっこう差があることに気づいて、それからは意識的にお手洗いを見るようにしました。
森社長
なるほど。ちなみにAIRのトイレはどうだったんでしょうか?
八木
あ、大丈夫です。きれいでした(笑)
森社長
みなさんはAIRに入って、どんなことをやってみたいですか?
米澤
IT業界って次から次へと新しい企業が登場して、新しいサービスがどんどん生まれていく世界というイメージがあります。そういう先端を走る業界にあってAIRは常に新しいことに挑戦し続けてきたからこそ現在があるのだと思う。これからもその挑戦は続いていくと思うので、その先頭に立って今度はぼくたちが新しいことを生み出していきたいです。
里村
将来はこうなりたい!という具体的なイメージはまだないんですが、「お客様と一緒になってゼロから課題解決に取り組む」というAIRの業務内容に惹かれているので、私も色々なことを勉強しながら視野を広げて、お客様それぞれの課題を解決できるようになっていきたい。そこではきっと色々な苦労もすると思いますが、楽しみながら成長していければと思います。
八木
IT企業の仕事って、実はITだけで完結することは少なくて、色んな業種・業界と関わるものだと思います。特にAIRのお客様は多様な業界に広がっているので、入社後は自分が就活の時にあまり勉強しなかった業種・業界に関しても勉強して知識を高めたいです。これは仕事に限ったことじゃないんですが、何でも知っていて、いろんな話ができる人になりたい。そういう人って、生きてて面白いだろうなと思うので(笑)。
鈴木
ぼくはもともと受託開発をやりたくてこの会社を希望したので、入社後はいろんなお客様に関わって、その中でコネクションを広げていきたいです。同時にいろんなプロジェクトや製品にも関わり、先端技術を幅広く身につけて、AIRの成長に貢献できる技術者になっていきたいですね。
石田
私もまだ具体的なイメージはないのですが、長期的な視点で考えて社会に役立つことをやりたいです。IT企業って流行の先端を走るイメージがありますが、単に一時的に儲かるからではなく、長期的に見て社会に役に立つことで、かつ今までにない新しいことに携われると良いなと思っています。
森社長
AIRという会社の未来像については、どんなイメージがありますか?
鈴木
いまは世間にそんなに知られていない会社だと思いますが、将来は友達に「あのAIRに勤めているんだぜ!」と、どや顔で自慢できる有名企業になってほしい(笑)。というか、ぼくたちがそんな会社にしていきたいですね。
米澤
ぼくは大企業になってほしいとはあまり思わないけど、今のAIRらしさを失わずに、いつまでも新しいことに挑戦し続け、それによって「成長し続ける会社」であって欲しいと思っています。
里村
私も人に自慢できる企業というよりは、「自分が誇りに思える会社」であってほしいです。自分たちがやっていることを、誰に対しても誇りを持って堂々と言えるような会社であってほしいと思います。
森社長
そうですね、私もそんな会社をぜひ目指したいと思います。みなさん、本日はありがとうございました。